Last updated at: Thu, May 6, 2004

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分散型電源の運用配置計画

　電力需要の増加に対応した設備増強計画は，系統計画者にとって重要な問題である。しかし，電力設備の増強には多大な時間とコストを要するため，できるだけ過剰設備の建設を抑えるよう系統計画を行わなければならない。さらに電力自由化による競争が始まり，投資利益の低い配電設備に対する投資インセンティブはますます低下している。

　そこで近年では，これまでのように大規模な設備を建設するのではなく，リードタイムの短い分散型電源（Distributed Generators: DG）の導入が有利であるといわれている。また，出力が制御できる燃料電池やマイクロガスタービンのように，供給力として十分に信頼できるものが開発されており，今後DG導入量はますます増して行くものと思われる。

　本研究では，DGを導入した需要家のコスト計算を行いその利益の大きさを算出する。そして，その結果をもとにDGの運用配置計画についての提案を行うことを目的とする。

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